【ウェビナーレポート】採用は「応募数」より「面談化率」で決まる|社員7名の会社の採用データから見る自社採用の作り方

【ウェビナーレポート】採用は「応募数」より「面談化率」で決まる|社員7名の会社の採用データから見る自社採用の作り方
「求人を出しているのに、思うように応募が来ない」 「応募は来ても、面談までつながらない」 「採用しても、入社後に続かない」 中小企業の採用では、このような悩みを抱えている会社が少なくありません。 特に新卒採用やインターン採用では、大手企業のように知名度や採用予算で勝負することが難しいため、「どうやって学生に知ってもらうか」「どうやって面談まで進んでもらうか」が大きな課題になります。 今回のウェビナーでは、社員7名のエンドライン株式会社が、なぜ学生から応募を集めることができたのかを、実際の採用データをもとに振り返りました。 今回は、実際の応募数・面談数・採用数をもとに、「中小企業が採用でどこを改善すべきか」をレポートします。
インターン応募総数 68名
返信あり 35名
初回面談実施 20名
最終採用数 14名

目次

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今回のウェビナーで伝えたかったこと

応募・返信・面談・採用の採用フローと面談化率向上の重要性を解説する図
  今回のテーマは、応募数の裏側にある採用プロセスです。 採用では、つい応募数に目が行きがちです。しかし実際には、応募が来ても返信がない、面談日程が決まらない、面談後に辞退されるなど、途中で多くの離脱が起こります。 つまり大切なのは、応募数だけではありません。
採用活動で見るべき流れ
応募から返信につながっているか
返信から面談につながっているか
面談から採用につながっているか
採用後に定着しているか
採用は「なんとなくうまくいった」「なんとなく人が来ない」で終わらせるのではなく、どこで詰まっているのかを分解することで改善しやすくなります。

まず押さえたい採用市場の変化

就職活動の早期化やAI活用の拡大など、待つ採用から接点を作る採用への変化を解説した図
  現在の新卒採用市場では、企業側が「待っていれば学生が来る」状態ではなくなっています。 ウェビナーでは、採用市場の変化として次のようなポイントを整理しました。
就職活動の早期化 選考が始まる前から学生との接点づくりが必要
インターンシップ・仕事体験の入口化 応募前に会社を知ってもらう機会として重要
内定辞退を前提とした採用設計 内定後も継続的な接点が必要
AI利用を前提とした評価の見直し 書類だけでなく、本人の言葉や行動を見る必要がある
内定後も接点を持ち続ける必要性 採用は内定を出して終わりではない
つまり、採用は「選考が始まってからが勝負」ではありません。学生が会社を知る前、応募する前、面談する前から、すでに採用は始まっています。 特に中小企業の場合、知名度だけで学生に選ばれることは難しいです。そのため、早い段階で接点を作り、会社の雰囲気や働く人のリアルを伝え、選ばれる理由を自社で作っていく必要があります。

応募68名の採用ファネルから見えたこと

応募68名から採用14名までの採用ファネルをもとに、応募数より面談化率が重要であることを示した図
  今回のウェビナーでは、インターン応募データをもとに、応募から採用までの流れを整理しました。 集計対象となったインターン応募は68名。そのうち、面談に向けて返信があった学生は35名でした。さらに、実際に初回面談まで進んだ学生は20名。最終的に採用となったのは14名です。
応募 68名
返信あり 35名
初回面談実施 20名
採用 14名
この数字を見ると、応募から採用までの間で最も大きな課題は「応募が少ないこと」だけではないと分かります。むしろ大きなポイントは、応募後に面談まで進むかどうかです。 応募68名に対して、初回面談を実施できたのは20名。つまり、応募が来ても面談化するまでに大きく人数が減っています。 一方で、初回面談まで進んだ学生の採用率は高く、面談実施後の採用率は一定の成果が出ています。 ここから分かるのは、採用活動の改善ポイントは「もっと求人を出すこと」だけではないということです。 応募後の対応スピード、日程調整、事前連絡、面談前の期待値づくりなど、面談まで進めるための設計を整えることが重要になります。

「返事はあるが面談にならない」層をどう減らすか

応募後の返信速度向上や事前コミュニケーションにより面談化率を高める方法を解説した図
  採用ファネルで特に注目すべきなのが、返事はあったものの面談まで進まなかった層です。 応募後に何らかの反応があったとしても、日程調整が止まったり、学生側の温度感が下がったりすれば、面談にはつながりません。 この層を減らすためには、次のような工夫が必要です。

1. 応募後の返信を早くする

学生は複数の企業を同時に見ています。返信が遅いだけで、他社の選考が先に進んでしまうことがあります。 特に中小企業は、制度や知名度で勝つよりも、対応の早さで印象を作ることができます。 「応募ありがとうございます。まずは一度お話ししましょう」だけで終わらせず、候補日時や面談形式まで具体的に提示すると、面談化しやすくなります。

2. 面談前に軽い質問を送る

いきなり面談日程を決めるだけではなく、応募理由ややってみたいことを簡単に聞くことで、学生の温度感を確認できます。
面談前に送る質問例
当社に興味を持った理由を、ざっくりで大丈夫なので教えてください
インターンでやってみたい仕事があれば教えてください
この回答を見ることで、面談前から学生の考え方や姿勢が分かります。

3. 面談に進む理由を作る

学生にとって、面談は少しハードルがあります。だからこそ、「話を聞いてみたい」「会社の雰囲気を知りたい」と思える理由を事前に作る必要があります。 Wantedly、Instagram、採用サイト、社長ブログなどで、会社の日常や働く人の雰囲気を発信しておくと、面談前の不安を減らすことができます。 採用コンテンツは、応募を増やすためだけでなく、応募後の面談化率を高めるためにも重要です。

採用経路によって「質」は変わる

今回のデータでは、応募経路ごとの違いも見えてきました。 主な応募経路は、Wantedly、オウンドメディア、engage、紹介です。 紹介は採用率が高い一方で、母数は少ないため、安定的に応募を増やすには限界があります。一方で、Wantedlyなどの採用サイトやオウンドメディアは応募数の主力になっており、採用にもつながっています。 ここで重要なのは、すべての媒体に同じ役割を求めないことです。
応募数を増やす媒体 求人媒体・採用サイトなど
会社の雰囲気を伝える媒体 Instagram・Wantedly・社長ブログなど
検索流入を取る媒体 オウンドメディア・採用サイトなど
信頼感を高める媒体 社員インタビュー・導入事例・採用パンフレットなど
採用活動では媒体ごとに役割を決めて運用することが大切です。   ▶関連記事はこちら 【社員数が少なくても若手は採れる。中小企業のための長期インターン活用術】  

27卒新卒採用で見えた課題

新卒採用における応募者の面談化率と採用ファネルの課題を解説する図
  ウェビナーでは、インターン採用だけでなく、27卒新卒採用のデータも取り上げました。 27卒の応募総数は29名。そのうち、返信があった学生は17名。1次面談まで通過した学生は6名。最終採用数は2名でした。
27卒応募総数 29名
返信あり 17名
1次面談通過 6名
最終採用数 2名
この数字から見えるのは、新卒採用では「1次面談まで進めるかどうか」が大きな壁になっているということです。 応募があっても、選考に進まない。選考に進んでも、面談前に離脱する。面談しても、相性が合わない。 こうした状況が起きると、採用活動の工数だけが増えてしまいます。 だからこそ、これからの中小企業の新卒採用では、いきなり本選考で出会うのではなく、インターンやカジュアル面談を通じて、早い段階から学生と接点を作ることが重要になります。 インターンは単なる人手不足の補充ではありません。将来の採用候補者と早期に出会い、お互いの相性を確認するためのパイプラインにもなります。

AI時代の採用で見るべきポイント

AIで整えられた書類だけでなく、対話を通じて素直さや成長意欲など人の可能性を見極める重要性を解説した図
  近年は、学生がエントリーシートや自己PRの作成にAIを使うことも増えています。そのため、書類だけを見て「文章がうまいから優秀」と判断するのは難しくなっています。 もちろん、AIを使うこと自体が悪いわけではありません。むしろ、AIを使いこなせることは今後の仕事でも大切な力になる可能性があります。 ただし、採用で見るべきなのは、整った文章そのものではなく、本人の言葉と行動です。
面談で確認したいポイント
なぜこの会社に興味を持ったのか
何を学びたいと思っているのか
アドバイスを受けたときにどう反応するか
分からないことを素直に聞けるか
会社の方向性と本人のやりたいことが合っているか
スキルだけで判断するのではなく、素直さ、成長意欲、仕事への向き合い方を見ることが、ミスマッチを減らすポイントになります。

採用は「会う前」から始まっている

WebサイトやSNS、説明会など複数の接点を通じて応募者体験を設計する採用導線を示した図
  今回のウェビナーで特に重要だった考え方が、採用は「会う前」から始まっているということです。 学生は、応募前にWebサイトやSNSを見ています。合同説明会でも、話を聞く前にブースの雰囲気を見ています。面談前には、会社の投稿や社員の雰囲気を確認しているかもしれません。 つまり、採用は面接の場だけで決まるものではありません。
Webサイト 会社の基本情報や事業内容を伝える
採用サイト 募集内容や働き方を伝える
Wantedly・Instagram・社長ブログ 会社の日常や働く人のリアルを伝える
合同説明会ブース 第一印象で「話を聞きたい」と思ってもらう
採用パンフレット・配布ノベルティ 手元に残る接点を作る
面談前メール・当日の社員対応 学生に安心感を与える
これらすべてが、学生にとっての「会社の印象」になります。 どれか一つだけを整えれば十分というわけではありません。学生が会社を知り、興味を持ち、話を聞き、応募し、面談に進むまでの接点全体を設計する必要があります。

中小企業が今日から見直したい4つのこと

採用ターゲットの見直しやSNS発信、採用コンテンツ改善など中小企業向け採用改善ポイントをまとめた図
  最後に、今回のウェビナー内容をもとに、中小企業が今日から見直したいポイントを4つに整理します。
今日から見直したい4つのこと
1. 「どんな人と働きたいか」を見直す
2. WantedlyやSNSで、会社の日常を1つ発信してみる
3. 今ある採用コンテンツ(求人票・サイト)を見直してみる
4. 合説ブースの装飾が「学生目線」になっているか確認する
最初から完璧を目指すのではなく、まずは自社のリアルを発信することが大切です。現在の採用施策と比べてみて、足りない部分を補っていきましょう。

まとめ

採用成功はすべてのタッチポイントの積み重ねであり、一貫した採用体験が応募から定着につながることを解説した図
  今回のウェビナーでは、社員7名の会社が学生から応募を集めた背景を、採用データから振り返りました。
採用活動で改善すべき流れ
応募から返信へ
返信から面談へ
面談から採用へ
採用から定着へ
この流れのどこで離脱しているのかを見つけることで、採用活動は改善しやすくなります。 中小企業の採用は、知名度や予算だけで決まるものではありません。 早く接点を作ること。会社のリアルを発信すること。応募後の対応を丁寧にすること。面談前から相性を見極めること。内定後・採用後も接点を続けること。 こうした一つひとつの積み重ねが、自社で採用し、自社で育てる力につながります。 採用は、会社の見え方の総合戦です。Web、SNS、合同説明会、採用パンフレット、ブース装飾、配布物、社員の対応。すべてが学生にとっての判断材料になります。

エンドラインへのご相談

「学生に自社の魅力がうまく伝わらない」 「合同説明会でブースに人が集まらない」 「採用広報をもっと分かりやすくしたい」 そのようなお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。 貴社の採用活動の状況に合わせて、学生との接点づくりから一緒に考えます。

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