2021年4月20日 呼び込める合説ブース装飾とは?ロールアップバナーを分析してみた
コロナ禍の影響もあり、企業合同説明会(合説)が少しずつ再開されています。これからの採用市場で、企業にとって合説は「自社を求職者に知ってもらう絶好のチャンス」です。
しかし、合説に参加する企業は数十社から数百社にも及びます。その中で自社ブースに目を留めてもらうのは非常に難しいことです。では、どのようにして求職者を引き寄せる「魅力的な合説ブース装飾」を作ればいいのでしょうか?
今回は、科学的な視点から装飾効果を分析し、求職者の目に留まるブース作りの方法を詳しく解説します。ヒートマップを使った視線予測分析を元にした永久保存版のコンテンツです。ぜひじっくりお読みください!
1. 呼び込める合説ブース装飾の基本
合同説明会では、求職者にまず「目に入る」ことが最優先です。視認されなければ、会社の内容を理解されることもなく、次の単独説明会や面接へと繋がりません。視認性を上げるための工夫として、装飾が重要になります。
しかし、多くの企業が「文字が多すぎて分かりにくい」「何をしている会社か分からない」といった課題を抱えています。これは自社目線で装飾を考えがちなことが原因です。求職者の目線でデザインを考えることが求められます。
2. ロールアップバナーの効果を科学的に検証
求職者は会場を歩きながら様々な情報に目を向けますが、その1か所に滞留する時間はわずか0.3秒程度。この短い時間で、伝えたい情報を的確に届けるためには「視認性の高いロールアップバナー」が効果的です。
持ち運び楽楽で、簡単設置のスペシャルツールです。
簡単組立
(1) 文字のみのロールアップバナー
視線予測分析の結果、文字情報だけでも一定の視認性は確保できます。
ただし、文字量が多すぎたり、デザインに工夫がない場合、視線を奪う力は限定的です。
(2) 文字+建物写真のロールアップバナー
建物写真を追加することで、視覚的にイメージを伝えやすくなり、視認性が向上することが分かりました。ヒートマップでの分析では、赤色の範囲が広がり、視線を引き寄せる効果があることが確認されました。
(3) 文字+人の顔写真のロールアップバナー
人の顔写真を加えると、さらに視線が集中する効果が見られました。特に顔写真を中心にしたデザインでは、建物写真以上に視線の集中度が高まることが分かっています。これは、視線を一点に集中させることで、求職者の印象に強く残る効果があるためです。
3. 競合他社に差をつける装飾のポイント
文字だけではなく写真を活用する
文字情報だけでなく、視覚的に分かりやすい写真や図を取り入れることで、視認性を向上させましょう。
人の写真を積極的に使用する
社長や社員の顔写真を使うことで、企業の雰囲気や親近感を伝えることができます。
情報量を制限し、簡潔に伝える
求職者が0.3秒で理解できる情報量に絞り、簡潔にメッセージを伝えることが大切です。
ロールアップバナーは、持ち運びが簡単で設置も容易な装飾ツールです。視認性が高く、求職者に短時間で強い印象を与えることができるため、合説において欠かせないアイテムと言えるでしょう。