
2020年12月15日 ミスマッチ激減!早期離職を防ぐ3つの秘策
採用活動において最も恐ろしいのは、何といっても「ミスマッチによる早期離職」です。面接の段階ではお互いに同意の上で入社が決まったものの、いざ仕事が始まると数ヶ月で離職してしまうケースが少なくありません。これは、配属先の現場にとっても大きな負担となります。多くのミスマッチは採用時点での認識のズレに起因しています。
そこで、今回は「ミスマッチが起きやすい3つの典型的な失敗とその改善方法」について解説します。
1、ミスマッチが起きる3つの理由その1「理念・ビジョン・ミッション不共有」
2、ミスマッチが起きる3つの理由その2「理念・ビジョン・ミッション不実行」
3、ミスマッチが起きる3つの理由その3「企業文化の相違」
4、まとめ
1、ミスマッチの原因1:「理念・ビジョン・ミッションの不共有」
ミスマッチが発生する3つの原因の一つ目が、「理念・ビジョン・ミッションの不共有」です。
採用する企業側が新入社員に対して、以下の3つの重要な価値観を十分に共有していないケースが多くあります。
- 経営理念:企業が存在する意義
- ビジョン:企業が目指す将来像
- ミッション:企業が社会に対して果たすべき使命
表面的な説明に終始し、「なぜこの理念が大切なのか?」といった背景まで新入社員に理解させている企業は意外と少ないのが現実です。
また、採用の場面でもしっかりと「理念・ビジョン・ミッション」を伝えることが欠かせません。多くの企業では、採用担当者が待遇面や給与に関する情報を重視しすぎて、こうした企業の根幹に関わる価値観を十分に説明しないケースが見られます。待遇のみで採用を決定してしまうと、条件が変わるとすぐに離職する可能性が高まります。
企業側としては、待遇だけでなく「理念・ビジョン・ミッション」をしっかり伝え、さらに配属先の現場においても再度共有することが大切です。そうすることで、新入社員が企業の方針や価値観に共感し、長期的な働き方を模索するようになります。
2、ミスマッチの原因2:「理念・ビジョン・ミッションの不実行」
2つ目の失敗要因は、「理念・ビジョン・ミッションの不実行」です。たとえ理念やビジョン、ミッションが採用時に共有されていたとしても、それが実際の現場で実行されていない場合、入社後の新入社員は疑問を抱き、早期離職に至る可能性が高くなります。
たとえば、「顧客第一」という経営理念を掲げながらも、実際には企業側の都合ばかりを優先している企業、また「人を大切にする」という理念を掲げつつも社員を大切にしていない企業では、矛盾を感じた新入社員が不信感を抱き、退職するのも無理はありません。
「社長は掲げた理念通りに生きるべきだ」とよく言われますが、社長自身が理念を実行していない場合、当然ながら社員も実行しにくくなります。とはいえ、全ての現場で完全に理念を実行することは難しいかもしれませんが、少なくとも実行できる範囲から確実に実践していくことが重要です。
3、ミスマッチの原因3:「企業文化の相違」
最後の原因は「企業文化の相違」です。企業文化とは、企業と社員の間で共有される価値観や雰囲気のことで、採用活動においても重要なポイントです。
「明るく和気あいあいとした雰囲気が好き」という人もいれば、「集中して黙々と仕事を進めたい」という人もいるように、企業文化は単に企業の方向性だけでなく、社員の個々の性格や働き方の相性とも深く関わっています。
弊社では、採用時点で企業文化を理解してもらうために、応募者に当社の「YouTubeチャンネル」を閲覧してもらい、雰囲気を感じてもらう工夫をしています。そして、「このような雰囲気の会社に興味があれば、ぜひ説明会や面接にお越しください」とお伝えしています。こうすることで、興味を持った「面白さや風通しの良さを重視する求職者」が応募してくれることが増えています。
企業文化を適切に開示することは、ミスマッチを減らす有効な手段です。合同説明会などの場では、タペストリーやロールアップバナーに雰囲気が伝わる写真やスローガンを掲示し、SNSやYouTubeチャンネルなどのオンラインコンテンツを通じても企業の内側を積極的に開示していくとよいでしょう。
4、まとめ
今回は、採用時にミスマッチが発生しやすい3つの失敗とその改善方法について解説しました。
- 理念・ビジョン・ミッションの不共有:採用の場や現場でしっかりと理念や価値観を共有する
- 理念・ビジョン・ミッションの不実行:掲げた価値観を実際の業務で実行する
- 企業文化の相違:企業文化を徹底して開示し、応募者に自社との相性を判断してもらう
これらのポイントは一朝一夕に改善できるものではありませんが、経営陣を含めた全員が理念の共有・実行、企業文化の開示に努めることで、ミスマッチによる離職を減らし、長期的な成長を目指すことができます。
当社では、様々な実績をもとにした提案できる装飾をご提案できます。
是非、ご相談ください。
■合説ブース装飾資料3点セットは下記よりダウンロードできます。