
2025年8月19日 合説でも“推し活”!ファンマーケ式リクルート戦略とは?

はじめに:採用に”共感”の時代がやってきた
最近の学生たちは、企業を選ぶときの”基準”が少しずつ変わってきています。 以前は「待遇が良さそう」「知名度がある」といった条件面が中心でしたが、 今は「なんとなく好きかも」「この会社、ちょっと気になる」といった “感情のフィーリング”から興味を持ち始める傾向が強くなっているんです。
特にZ世代は、”推し”というキーワードに象徴されるように、 「共感」や「好感」を大事にして企業を見ています。
そこで、いま注目されているのが “ファンマーケティング”を採用に活かすという新しいアプローチ。 なかでも、「推し活」の発想を取り入れた合説ブースのつくり方が、 学生との距離をぐっと縮め、応募につながると話題なんです。
私たちエンドラインは、プロスポーツチームの「推し活」グッズや ブース装飾、ノベルティ制作を数多く手がけてきました。
その経験から、はっきり言えることがあります。
合説は、企業の”推し活”の場になるべきだ、と。
AI時代が加速する今こそ、「人」の魅力がより一層問われる時代。 だからこそ、”ヒューマンな部分”をどう表現するかがカギになります。
この記事では、ステッカーやSNSを使った「ファンマーケ型ブース設計」で 学生の心をどうつかみ、どのように応募へつなげていくか、 具体的な方法をたっぷり紹介していきます。
1. なぜ”推し活”が合説ブースに効くのか?
学生の意思決定は「感情ベース」へ
Z世代の特徴として、意思決定の多くを「感情ベース」で行うという点があります。実際、電通若者研究所やマイナビの調査でも「共感」「社風との相性」が企業選びの大きな基準であることが示されており、合理性よりも”なんとなく良い”という印象が行動につながっていることが明らかになっています【電通2023】【マイナビ2023】。
― 電通若者研究所『Z世代が企業に求める”らしさ”とは何か』より
出典:https://www.dentsu.co.jp/news/release/2023/0608-010648.html
マイナビ『2023年卒 マイナビ大学生就職意識調査』
出典:https://www.mynavi.jp/news/2023/04/post_34893.html
リクルートワークス研究所『就職白書2024』
出典:https://www.works-i.com/research/whitepaper/
この”なんとなく好き”を引き起こすには、企業側が「感情に届く仕掛け」を設計する必要があります。そこで有効なのが、”推し活”的アプローチ。学生が「この会社、推せる」と感じるきっかけを提供することで、関心を持ってもらいやすくなります。
合説=出会いの場だからこそ、ファンづくりが重要
合説は、学生と企業が初めて接点を持つ場所です。ここでの印象は、学生がエントリーするかどうかに直結します。短時間での勝負になるからこそ、ブースを通じて「共感」「楽しさ」「好意」を与えることが、非常に重要です。
ファンマーケティングを応用すれば、「説明を聞いた企業」ではなく、「推したくなる企業」として記憶に残すことが可能になります。
2. 推し活型ブースの3ステップ設計
Step1:学生が”推したくなる”世界観づくり
最初のポイントは、企業の個性が伝わる「ビジュアルと世界観」です。よくある白いテーブルに資料が積まれただけのブースでは、学生の心は動きません。
たとえば以下のような仕掛けが効果的です:
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- オリジナルキャラクターや社員の似顔絵を使ったステッカー
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- ブランドカラーを活かした統一感のある空間設計
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- キャッチコピー入りのパネル(例:「#推せる会社No.1」「うちの推し社員はこの人!」)
こうした”映え”と”ストーリー性”のある空間は、学生の記憶に残りやすく、次のアクション(投稿やエントリー)へつながる下地になります。
Step2:SNSに”自然に”投稿したくなる仕掛け
ただ装飾が目立っていても、学生がSNSに投稿するとは限りません。重要なのは、「自分が選んだ」「面白い」「誰かに見せたい」と思わせる要素を入れることです。
具体的には:
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- ステッカーや缶バッジを複数パターン用意し、学生に”選ばせる” →「自分で選んだもの=自分ごと化」で投稿動機が高まる
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- フォトスポットを設置し、記念写真が撮れるようにする →投稿のネタを明示的に提供する
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- 「#●●推し」「#合説で出会った推し企業」など投稿しやすいハッシュタグを表示 →他の学生の投稿が呼び水となり、連鎖的に投稿が生まれる
SNS投稿は”強制”されると嫌がられますが、”選択肢として与えられる”と一部の学生は自発的に投稿し始めます。
Step3:SNS投稿から応募につなげる導線設計
SNSに投稿しても、それがエントリーにつながらなければ意味がありません。投稿後の動線も設計しておく必要があります。
たとえば:
- 企業紹介動画や1分PRを投稿者限定ページで公開
- ストーリーズに「気になったらDM or LINEで質問OK」の導線を設ける
- LINE公式アカウントと連携し、投稿者に「志望動機テンプレート」や「選考対策資料」を配布
このように「投稿→気になる→もう少し調べる→情報が手に入る→応募」というシンプルな動線を設計すれば、自然にエントリーへと誘導することができます。
3. 成果と予測できる効果──定量的にも”効く”仕掛け
実際に、ステッカー+SNS施策を取り入れた企業では、以下のような変化が見られます。
- 合説当日のInstagram投稿数が増加
- ハッシュタグを通じたリーチが想定以上に広がり、合説未参加の学生からの問い合わせも発生
- 投稿者がその後企業ページを訪問し、応募率がアップします。
もちろん、すべての学生が投稿・応募するわけではありません。しかし、投稿された内容を見た別の学生が企業を知り、エントリーにつながるという”間接効果”も無視できません。
4. 実施にあたっての注意点
ファンマーケティング的なアプローチは効果的ですが、以下の点には注意が必要です。
SNS投稿は”任意”であることを明記
投稿を強要するような設計(「投稿しないとノベルティを渡さない」など)はNGです。学生にプレッシャーを与えず、あくまで「投稿してくれたら嬉しいです」程度にとどめましょう。
デザインは安っぽくならないように
世界観が整っていないステッカーやPOPでは逆効果です。「かわいい」「センスいい」と思わせるビジュアル設計が必須。必要に応じてデザイナーに依頼を。
景品表示法への配慮
抽選や景品提供を行う場合は、金額や数量によって景表法に触れる可能性があります。基本的には”全員に配布”形式で設計するのが安心です。
5. まとめ:人事が”共感設計者”になる時代
Z世代は、「この会社、なんか好き」「応援したくなる」と感じた企業に対して、自発的にアクションを起こします。
その第一歩として、合説ブースで”推される仕掛け”を用意することは、今後ますます重要になっていきます。
ノベルティやSNSは手段にすぎません。大切なのは、「この会社で働きたい」と思ってもらうための共感接点を、どう創るかという視点です。
あなたの会社も、「情報を渡すブース」から「ファンが生まれるブース」へ。
今こそ、採用に”推し活”を取り入れてみませんか?
6. 今回の施策を実行する商品
今回の推し活を行う上で必須の商品です。
商品名 | サイズ | おススメ数量 | 単価(税込) | 合計(税込) | 納期 |
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ステッカー | 50×50mm | 500枚 | @65 | ¥32,500 | 約2週間 |
缶バッジ | Φ44mm | 300個 | @132 | ¥39,600 | 約2週間 |
アクリルスタンド | 110×115mm | 10名 | @3,600 | ¥39,600 | 約2週間 |
等身大パネル | 900×1800mm | 1体 | ¥27,500 | ¥27,500 | 約2週間 |
Xバナー | 700×1800mm | 1本 | ¥16,720 | ¥16,720 | 約2週間 |
※納期は目安です。繁忙期や校正有無により前後する場合があります。
※価格は2025年8月現在の価格です。今後変動する可能性がありますので、ご注文前はお見積り依頼後、ご注文ください。