就活生が入社を決めた理由ランキング5選|企業が選ばれる瞬間とは?

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就活生が入社を決めた理由ランキング5選|企業が選ばれる瞬間とは?

※大学生による執筆です。

就職活動において、学生が企業を「最終的に選ぶ理由」は企業側が思っている以上に感覚的で、“ある瞬間”に一気に気持ちが傾くことがあります。
説明会や面談、オフィス訪問など、どの場面で「この会社に入りたい」と思ってもらえるかは、各企業によってさまざまです。

そこで今回は、絶賛就活中の記事製作者の意見や体験談を交えつつ、学生が入社を決めるきっかけとなりやすい「印象的な瞬間」をランキング形式で5つに分類してご紹介します。
これは実際の内定者や就活生の傾向を踏まえ、採用ブランディングや合説での伝え方に役立つヒントとなる内容です。
これは実際の内定者や就活生の傾向を踏まえ、採用ブランディングや合説での伝え方に役立つヒントとなる内容です。

「どうすれば、自社を“選ばれる会社”にできるのか?」を考えるうえで、ぜひ参考にしてみてください。

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採用戦略入社の決め手ランキング

目次

1.第5位 合説ブースで“社員の雰囲気”に惹かれたとき
2.第4位 会社説明会で“事業やビジョン”に共感したとき
3.第3位 内定後フォローで“自分を大切にされている”と感じたとき
4.第2位  面談で“自分の成長イメージ”が湧いたとき
5.第1位  インターンに参加することで、働くイメージができた時
6. まとめ:学生に選ばれる企業とは?

 

1.第5位 合説ブースで“社員の雰囲気”に惹かれたとき

学生が企業に興味を持つきっかけの一つに、「社員の雰囲気に惹かれた」という瞬間があります。特に合同説明会では、短い時間で企業の魅力が伝わるかどうかがカギ。その中で、“どんな社員がそこにいるか”は、企業理解よりも先に、直感的に「この会社、なんかいいな」と思わせる大きな要素になります。

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実際に、私が参加した大学主催の合同説明会で印象に残ったのは、親しみやすい雰囲気のある企業ブースでした。対応していたのは、学生と年齢が近い20〜30代の若手社員で、フレンドリーに話しかけてくれる空気感が企業ブース全体に漂っていました。企業説明では、ただスライドを読み上げるだけでなく、要所で実体験を交えながら話してくれたのがとても印象的でした。

中でも「この仕事は簡単じゃないけど、誰かの役に立てたと実感できたとき、心からやりがいを感じます」と話していた社員の言葉に、「この人、本当にこの会社で前向きに働いているんだ」と感じ、自然とその企業に惹かれていきました。

 

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2.第4位 会社説明会で“事業やビジョン”に共感したとき

学生が「この会社に入りたい」と思うきっかけには、その企業が掲げる“ビジョン”や“存在意義”への共感も大きく影響します。ただ事業内容や業績を並べるだけでなく、「何のためにこの仕事をしているのか」「社会にどんな価値を届けているのか」というメッセージが心に届いたとき、企業への関心は一気に高まります。

たとえば、私が参加させていただいたあるBtoCのメーカーの会社説明会では、「商品を通じて笑顔あふれる毎日をつくる」というビジョンが中心に語られていました。説明に登壇した社員の方々は終始笑顔で、社内の雰囲気の良さが言葉以上に伝わってきたのが印象的でした。

実際の事業実績を紹介する場面でも、「顧客の笑顔を大切にしている」という姿勢が一貫しており、その想いは社員一人ひとりにも浸透しているように感じられました。単なる商品開発や販売ではなく、「人の役に立ちたい」という自分自身の価値観と重なり、「この会社の一員として働いてみたい」という気持ちが自然に芽生えました。

このように、理念やビジョンに共感してもらうためには、伝え方と伝える人の“姿勢”が重要です。企業の存在意義を押しつけるのではなく、自然体で語れる場こそが、共感を生む瞬間につながります。

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3.第3位 内定後フォローで“自分を大切にされている”と感じたとき

就活生の中には、複数内定を獲得している学生も存在し、選考を通過し内定を得た後も学生の気持ちは常に揺れ動いています。そんな中で「この会社にしよう」と決意するきっかけになるのが、内定後のフォロー体制です。単なる事務連絡だけでなく、学生一人ひとりを大切にしていると感じられる接点が、入社への安心感と信頼感を高めます。

たとえば、就職活動を終えた私の先輩は、ある企業では内定後も人事担当者から定期的に連絡があり、さらに現場の社員から直接メッセージをもらう機会があったと話していました。そのメッセージには、「何か不安なことがあったら、いつでも聞いてくださいね」といった温かい言葉が添えられており、内定者に対して本当に気を配っている姿勢が伝わってきたそうです。

当初は複数の企業の間で迷っていたものの、「ここまで丁寧にフォローしてくれるのは、この会社だけだった」と感じたことで、気持ちは前向きに変わり、入社への決意が固まったとのこと。

このように、内定後のフォローは“内定辞退を防ぐ”ためだけでなく、「この会社に決めたい」と学生自らが思える後押しの機会でもあります。定期的な接点や心のこもった言葉の積み重ねが、企業の姿勢を何よりも雄弁に物語るのです。

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4.第2位  面談で“自分の成長イメージ”が湧いたとき

説明会や資料だけでは見えてこない「入社後のリアルな成長イメージ」。それが具体的に想像できたとき、学生の中に「ここで働いてみたい」という気持ちが芽生えます。
特に社員との面談や座談会で、OJTの内容や若手社員の活躍エピソードが語られると、「この会社で自分はどう成長していくのか」を自分ごととして捉えやすくなります。

私と同じく就職活動に取り組んでいる友人が、ある企業のインターン参加前に人事担当と面談を行い、「最初は失敗ばかりだったけれど、挑戦を止めなかったからこそ今がある」というエピソードが印象に残っていると語っていました。友人は、「ここなら自分も挑戦を恐れず、いろいろな経験を積ませてもらえそうとだ感じた」と話していました。

さらに、「若手のうちから裁量をもって、様々な仕事に挑戦できる」という言葉が後押しとなり、「自分もこの環境で成長していきたい」と、将来の姿を自然と思い描けたとのこと。

このように、入社後の働き方やキャリアパスを具体的に伝えることは、学生にとって大きな安心材料となります。ただ“制度がある”というだけではなく、「実際にどう活かされているか」「それが社員にどう影響しているか」まで語ることで、学生は自分の未来を重ねやすくなるのです。

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5.第1位  インターンに参加することで、働くイメージができた時

「実際に働く自分」をリアルに思い描けたとき、学生の入社意欲は大きく高まります。そのきっかけとして多いのが、インターンシップでの実体験です。職場の空気感や社員との距離感に触れることで、「ここでなら働けそう」という実感が湧く瞬間があります。

たとえば、私が参加させていただいた、ある企業で行われた2日間の対面インターンでは、模擬業務を通じて実際の仕事の進め方を体験できる機会がありました。社員の方々は忙しい中でも積極的に話しかけてくれ、質問もしやすい雰囲気が自然にできていました。

最も印象的だったのは、職場全体に流れる柔らかな空気感です。ピリピリとした緊張感ではなく、適度な活気と安心感が同居しており、「ここでなら失敗しても前向きに学んでいけそう」と感じられました。こうした環境を実際に体感できたことで、「自分が働く姿」がより現実的にイメージできるようになりました。

このように、インターンは業務内容の理解だけでなく、「その職場で自分がどう過ごすか」を想像させる貴重な機会でもあります。働く環境や人間関係に触れることで、学生は「この会社に入りたい」という気持ちを、より具体的に育てていくのです。

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6. まとめ:学生に選ばれる企業とは?

企業を選ぶ理由は、年々多様化しています。待遇や業績といった数値的な魅力だけでなく、「この会社で働く自分がイメージできるか」「人として大切にされていると感じられるか」が、入社の決め手になるケースも増えています。

今回ご紹介した5つの「入りたいと思った瞬間」は、いずれも特別な取り組みではなく、日々の姿勢やちょっとした気配りから生まれたものばかりです。合同説明会での雰囲気、会社説明会での伝え方、社員との面談、インターンや内定後フォローといった、一つひとつの接点が、学生の意思決定に大きな影響を与えています。

「どれだけ学生の立場で考え、寄り添えているか?」
それを改めて見直すことが、選ばれる企業への第一歩かもしれません。