【採用戦略vol3】学生・求職者をターゲッティングする

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【採用戦略vol3】学生・求職者をターゲッティングする

採用戦略のお話です。

前回の続きです。

第1回 採用戦略は事業戦略と同じ
第2回 どんな求職者・学生を採用したいのか?を決める

 

第3回の今回は「学生・求職者をターゲッティングする」です。

前回の、3つのターゲットの切り口

 

ジオグラフィック(地理的変数)

・地理的分割の切り口です。どこに住んでいる人か?を考えると分かりやすいですね。

デモグラフィック(人口統計分布)

・人口統計分布を基本にした切り口です。

学歴・年齢・男女・年収・家族構成など。

ただし実際の採用では「男女」など採用基準にする事は出来ないのでご注意ください。

 

サイコグラフィック(心理的変数)

・ライフスタイルや性格などを表します。

を詳しくお話しますね。

 

一見難しそうな言葉なので「大変だな~」と思われるでしょうが、実は全く難しくありません。

今いる社員さんを(お客様でいうところの既存客)分析すればいいだけなのです。

その社員さんの中でも、一番優秀な人間を上記に当てはめて分析していくのです。

 

 

例えばAさんという方がいるとしましょう。

Aさんの
ジオグラフィック(地理的変数)

・事務所から10分以内の徒歩圏内に住んでいる

 

デモグラフィック(人口統計分布)

・女性である
・30代前半
・結婚していて子供が1名
・京都大学卒業
・経済学部
・毎月読書10冊

 

サイコグラフィック(心理的変数)

・山登りが好き
・笑顔がいい
・人の面倒見るのが好き
・批判しない
・仲間と仕事するのが好き

 

どうですか?

Aさんみたいな人がいたら理想ですが、

このように自社の優秀な人を上から分析していくわけです。

上位2割の優秀な社員、または最低3名は分析しましょう。

それだけで「自社で活躍する理想の社員像」が浮かび上がりますね。

 

その像を理想として採用活動を行っていくわけです。

ただし、これには注意があって、

自社の事業戦略上、専門職(エンジニア・CFOなど)を

強化したい場合はこの限りではありません

 

逆に下位2割や早々に退職してしまった方も分析すると、

「自社で採用しなくて良い社員」が分かります。

次回はターゲットが決まった後のお話をしますね。